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Speed Wi-Fi NEXT WX03 NAD33でmineo(Aプラン)のSIMが使えるか検証

ベストエフォート440MbpsのWiMAX2+端末「Speed Wi-Fi NEXT WX03 NAD33」をお手頃価格で入手できたので、mineo(Aプラン)のSIMで使えるか検証してみました。
先に結論を言うと、問題なく使用できます。

WX03はmineo的には動作確認する対象ではない

WX03はWiMAX2+専用端末で、au 4G LTEでの通信は行えないため、mineoやUQ mobileといったau回線の格安SIMでは動作確認の対象となっていません。

mineoの動作確認対象ルーター

しかし、インターネット上の情報を確認すると「通信できた」と「通信できなかった」の両方の書き込みを見受けられます。
「通信できた」というのは掲示板のコメントレベルのものが大半だったため、いまいち信憑性に欠けます。
(疑り深い性格なので)

WX03にmineo(Aプラン)のAPN情報を設定する

とりあえずWX03にmineo(Aプラン)のAPN情報を設定するため、WX03にWi-Fi接続して設定画面を開きます。
設定画面はブラウザでhttp://192.168.179.1にアクセスすることで開けます。

設定画面を開いたら「詳細設定TOPへ」をクリックします。

詳細設定TOPを開いたら「ネットワーク設定」→「プロファイル設定」を開きます。

プロファイル設定画面を開いたらプロファイルリストで「no setup」を選び、「選択」ボタンを押下。
各項目が未設定の状態になるのでmineoのAPN情報を入力し、「設定」ボタンを押下します
設定内容は以下の通りです。

プロファイル名 任意の名前(今回はmineoにしました)
APN(接続先情報) mineo.jp
ユーザー名 mineo@k-opti.com
パスワード mineo
認証タイプ CHAP
IPタイプ IPv4

Speed Wi-Fi NEXT W01の設定内容を使用しました。

「保存」ボタンを押下し、設定内容を保存します。
どういうわけか保存ボタンが青とグレーの二つありますが、おそらくどちらを押しても同じです。
私はグレーの方を押しました。

「ネットワーク設定」→「接続設定」を開き、作成したプロファイル(今回はmineoで作成)を選択し、「設定」ボタンを押下します。

「保存」ボタンを押下し、設定内容を保存します。
ここでも私はグレーの方を押しました。

プロファイルを選択し、設定ボタンを押した時点ですでに確認できてますが、問題なくmineo(Aプラン)のSIMでWiMAX2+の通信ができています。

どうしてmineo(Aプラン)のSIMでWiMAX2+の通信が行えるのか

au回線の格安SIMでWiMAX2+のみに対応した端末で通信が行えるのか、疑問に思う人も多いと思います。
au回線なんだからau 4G LTEに対応してないと使えないだろうと考えるのが普通です。

auはキャリア端末として4G LTEとWiMAX2+の両方に対応したスマートフォンをリリースしています。
4G LTEとWiMAX2+の両方に対応したスマートフォンを売り出すためにはau回線の設備にWiMAX2+の通信機能を付与する必要があったため、4G LTEとWiMAX2+の両方に対応したスマートフォンを売り出すタイミングでau回線でWiMAX2+の電波が使用可能になったというわけです。
※WiMAX2+が出た当初はまだau回線を使用しての通信はできませんでした

au回線でWiMAX2+の通信ができる理由は分かったけど、WiMAX2+の設備がmineoにもあるってこと?と思う人もいるかもしれません。
これについては私も専門家ではないので詳しくは説明できないのですが、MVNOはMNOから借りているのは「通信設備」という名の「通信帯域」なんじゃないかと思います。
設備と表現すると、機材とかそっち方面を意識するかもしれませんが、帯域と表現すれば少しは認識が変わってきます。
物を借りるではなく、場所を借りるみたいな感じでしょうか。

深く考えるのはやめて、au回線の格安SIMでWiMAX2+の通信が行えるということだけ覚えておきましょう(笑)

WX03をmineo(Aプラン)で運用するメリットとデメリット

WX03をmineo(Aプラン)で運用するメリットは安価でWiMAX2+の帯域を利用した通信が行えることです。
WX03は4×4MIMOとキャリアアグリゲーション対応により、下り最大440Mbps(ベストエフォート値)を実現しています。
格安SIMでもその恩恵を受けることができ、対応エリアなら快適な通信を行うことができます。

WX03をmineo(Aプラン)で運用するデメリットは通信速度が本家と比べるとかなり遅いということですね。
遅いといっても実用レベルには達している速度なので、そこまで気にすることではありませんが。
あとは3日間の通信量の制限が本家だと10GBのところ、6GBになってしまうことです。
まぁ格安SIMで運用している人が短期間で大容量の通信を行うとは考えにくいので、これも気にすることではありません。

まとめ

今回はWX03でmineo(Aプラン)のSIMが使えるかどうかの検証だったため、実速度についてはほとんど触れませんでした。
自宅でちょっと使ってみた感じだと、下りが15~20Mbpsの速度だったので充分実用できる範囲かと思います。

mineoならデータ容量が500MB、1GB、3GB、5GB、10GBで選べるのでUQ mobileよりも使い勝手がよく、UQやauより安く利用できるのが最大の利点です。
ヘビーユーザでなければ十分満足できるレベルの通信速度が出てるのでWiMAX2+の端末が余ってる人はmineoを検討してみてください。
少し古いWiMAX2+端末なら3000~5000円程度で入手できるので、年間コストをできるだけ安くモバイルWi-Fiルーターを運用したいという人にもmineoとWiMAX2+端末の組み合わせはおすすめです。

mineo公式サイトはこちら>>mineo