5000円くらいで入手したWindowsタブレットにいろいろなOSを入れてみて、どのOSが一番使い勝手がいいかを軽く検証してみました。
目次
検証端末
型名 | TOSHIBA dynabooktab S38/26 |
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CPU | Atom™ Z3735F |
ストレージ | 64GB |
メモリー | 2GB |
画面 | 8インチ(1280×800) |
OS
Ubuntu
検証した時点のバージョンが20.04 LTSで推奨スペックを満たしていないので動作はとてももっさりした感じでした。
主な不満点としてはそれくらいで、物理キーボードなしでのログイン画面はOnboardで問題なく入力できたのでメモリ4GB搭載したタブレット端末ならそれなりに快適に使用できると思います。
Xubuntu
動作は標準のUbuntuと比べるととても軽いです。
ただログイン画面でOnboardがうまく動作しなかったり、画面回転が正常に動作していなかったりでちゃんと使用できるようにするにはいろいろとカスタマイズ(?)が必要になりそうです。
Lubuntu
こちらもXubuntuと同様動作は軽いですが、問題も同様です。
画面回転はおそらく向き固定化したりすれば対応できますが、ログイン画面でのスクリーンキーボードの対応は苦労しそうです。
Chrome OS
Google Playが使用できるChrome OSはBrunchフレームワークを使用することでインストール可能です。
S38に搭載されているCPUがAtomなのでChromeOSリカバリーのoctopusを使用しました。
OS自体がタブレット対応されていることと推奨スペックがそこまで高くないので動作はそれなりに快適です。
ただ画面オフにした際にバックライトが点灯したままになる問題があります。
Chromium OS(Cloud Ready)
Chrome OS同様に動作はそれなりに快適ですが、なぜかWi-Fiがうまく動作しないという問題があったため断念。
elementary OS
見た目は綺麗!
でもWi-Fiが動作しなかったりログイン画面でスクリーンキーボード使えなかったり動作がもっさりしてたりでぶっちゃけ使い物にならない感じでした。
KDE neon
Ubuntuベースのディストリビューションの中ではタブレット端末でそれなりにまともに動作します。
ログイン画面でのスクリーンキーボードもデフォルトで使えますし、動作もそこそこ軽快。
ただやはりタブレット向けに最適化されたものではないため快適に使えるかと聞かれたら答えはNoです。
Android x86
WT8-B/WT10-A向けにビルドされたイメージ(これ)を使用してみたところ、比較的快適に使えましたが急にリブートされたりして動作は不安定。
Androidは中華タブでもいいからおとなしくAndroidタブレットを買えというかんじですかね。
Windows 10
価格.comの口コミなどを見るといろいろ辛口コメントはありますが、クリーンインストールして公式サイトからWin8用の各種ドライバーを入れてみたところ結構快適に動作します。
結論
なんやかんやでWindowsタブレットはそのままWindowsタブレットとして使用するのが一番安定していて且つ快適に使用できますね。
他のOSもある程度目を瞑れば使用できますが、やはり何かしらの我慢は必要になります。
まぁ低スペックの時点で用途は動画鑑賞や電子書籍リーダーといった感じになると思うので大人しくiPadやFire HDなどの方がストレスなく使用できると思います。