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Google PlayアプリをChrome OS向けに最適化

2016年9月21日、「Chrome OSでGoogle Playが使えるようになるアップデート」がChrome OSのStableチャンネルに降ってきました。
アップデート対象となるChromebookは以下の2機種です。

  • Acer Chromebook R11
  • Asus Chromebook Flip

今回のアップデートに関係して、Android向けに公開されているアプリをChromebook向けに最適化する必要があります。
ChromebookはAndroid端末とは異なり、タッチスクリーンに対応していない機種が存在します。
タッチスクリーンに対応していないChromebookの場合、マウスやタッチパッドによる疑似的タッチイベントが発生します。
AndroidManifest.xmlでタッチスクリーンを必須としていた場合、本来なら動作するはずのアプリがデバイスの前提要件で非対応と判断されてしまいます。
Chromebookでも使用できるようにしたい場合、明示的に以下の記述を行うことが推奨されています。

<manifest xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
          ... >

    <uses-feature android:name="android.hardware.touchscreen" required="false" />

</manifest>

参考:Stable Channel Update for Chrome OS (Chrome Releases)
参考:Optimizing Apps for Chromebooks

Chromebookは起動が速く、低価格で購入できるため一部のユーザに愛用されています。
今回のアップデートでGoogle Playのアプリも使用できるようになったため、世界的に需要が伸びる可能性があります。
そうなった場合、Chrome OSのことも考慮してアプリを作る必要が出てくると思うので、Androidアプリ開発者の方は動作確認のためにChromebookを一台持っておくと安心です。