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高負荷処理のために高性能NUCやノート型ゲームPCを買ってはいけない

最近はスティック型PCや2in1タブレット、NUCといった小型パソコンが増えています。
小型パソコンの利点はやはり省スペースということなのですが、人間は欲張りなもので、小型で且つ高性能を求めます。
そういった要望の中、候補として出てくるのがi7搭載の高性能NUCやノート型ゲームPCです。

でも私は高負荷を前提とした目的で高性能NUCやゲーム型ノートPCは買うべきではないと考えています。
というのも、私自身がi7搭載の高性能NUCで高負荷処理をして見事にマシンを再起不能にしてしまったからです。

高性能な小型パソコンで負荷をかけると、決まって一つの問題が発生します。
それはです。
CPUは高負荷をかけることで発熱し、それに合わせてCPUクーラーのファンのスピードが上がります。
しかし、小型パソコンで使用しているクーラーだと高性能CPUに対する排熱処理が追いつきません。
そのためCPUクーラー以外に外部からの送風なのでどうにかして冷やす必要があります。
パソコンの隣に扇風機を置く人もいるくらいです。
そんなことをしたらせっかくの小型パソコンも無駄にスペースを使うことになってしまいます。
それだったら初めからそこそこの大きさのデスクトップPCを買うべきです。

私はNUC以外にもパソコン工房でノート型ゲームPCを購入しており、今もそこそこ現役で使用しています。

Core i7-4710MQ、GeForce GTX 960M搭載

Core i7-4710MQ、GeForce GTX 960M搭載


商品自体はとても満足のいくものだったのですが、やはり熱が問題でした。
熱伝導の効率を高めるシルバーグリスを使用している分、ノート用の小型クーラーでも問題なく動作できていますが、これが通常のグリスだったら動画エンコードや3DCGの作成などには耐えられないかもしれません。
まぁもともとゲーム用で製造されているものなので、それ以外の用途で高負荷かけるなって言われたらそれまでなんですが。
ただ、一つのものでなんでもやろうとする人っているのも事実。
高性能のパソコンで高負荷処理をするのは至極当然の流れだと思います。
しかし、小型パソコンでそれをやると熱で壊してしまうという恐れがあります。
やはり小型パソコンはその大きさに見合った処理を受け持つべきです。
例えば、メールやインターネット、書類作成などですね。
クリエイター職がやるような作業はデスクトップPCでやるべき。
ドスパラパソコン工房TSUKUMOといったBTOパソコン取り扱いのショップならクリエイター職向けのパソコンも存在するので、自分の用途に合わせて見積もってみるのが良いと思います。
高性能の小型パソコンは発熱問題で本来のスペックが引き出せないことが多いので。
そう考えるとスティック型PCはとても理にかなっている商品だと思います。
スペック的に高負荷をかけようとは思いませんから。