社内でネットワーク接続にプロキシサーバーを用いているところも少なくないと思います。
そしてこのプロキシサーバー、いろんなところで地味に手間がかかります。
Unityもその一つで、プロキシサーバーを経由したネットワーク環境だとUnityからAssetStoreにアクセスすることができません。
またプロキシ経由だとUnity Serviceのパッケージインポートもできません。
今回はプロキシサーバー経由でAssetStoreのアクセスやパッケージインポートをするための方法を紹介します。
環境変数を設定
プロキシ経由でAssetStoreにアクセスするためには環境変数の設定が必要になります。
環境変数の設定ですが、Unity4とUnity5で少しだけ設定値が異なるので注意です。。
Unity4での設定値
環境変数 | 値 |
---|---|
HTTP_proxy | [プロキシサーバーのIPアドレス]:[ポート番号] |
HTTPS_proxy | [プロキシサーバーのIPアドレス]:[ポート番号] |
環境変数 | 値 |
---|---|
HTTP_proxy | [ユーザ名]:[パスワード]@[プロキシサーバーのIPアドレス]:[ポート番号] |
HTTPS_proxy | [ユーザ名]:[パスワード]@[プロキシサーバーのIPアドレス]:[ポート番号] |
Unity5での設定値
環境変数 | 値 |
---|---|
HTTP_proxy | http://[プロキシサーバーのIPアドレス]:[ポート番号] |
HTTPS_proxy | http://[プロキシサーバーのIPアドレス]:[ポート番号] |
環境変数 | 値 |
---|---|
HTTP_proxy | [ユーザ名]:[パスワード]@http://[プロキシサーバーのIPアドレス]:[ポート番号] |
HTTPS_proxy | [ユーザ名]:[パスワード>@http://[プロキシサーバーのIPアドレス]:[ポート番号] |
補足
この設定を行うとプロキシ環境下でのみ動作するようになります。
つまり、プロキシ環境外で作業しようとすると動作しなくなるということです。
環境が変わる度に環境変数をいじらなくてはいけないのは少々面倒ですね。。。
また、見ての通りユーザ名とパスワードが簡単にわかってしまいます。
セキュリティもなにもあったもんじゃありません。
ただ、現段階でこれ以外の方法がわからないのでユーザ名やパスワードが流出しないように気を付けてください。