IT業界って表計算ソフトのExcelで設計書を作成することが多いんですよね。
それ以外の用途にも幅広く使われるExcelですが、意外と知られてない使い方ってあるんですよね。
ショートカットの類とかまさにそれ。
今回はそんなExcelで最低限覚えておいて損はないテクニックを紹介します。
目次
覚えておきたいショートカット
選択箇所をコピー
ctrl + c
選択箇所を切り取り
ctrl + x
クリップボードの内容を貼り付け
ctrl + v
編集内容を元に戻す
ctrl + z
ファイルを上書き保存
ctrl + s
上のセルの情報を貼り付け
ctrl + d
左のセルの情報を貼り付け
ctrl + r
システム日付を入力
ctrl + ;
システム時刻を入力
ctrl + :
検索窓を表示
ctrl + f
置換窓を表示
ctrl + h
連続データの作成(ショートカットではありませんが)
連続データを作成したいセルの右下を選択し、入力したい方向にドラッグ。
メニューの「編集」またはリボンの「編集グループ」から「フィル」→「連続データの作成」でも同じことができます。
あまり知られていない(やろうとしない?)使い方
テキストエディタで編集した文字を貼り付け
Excelのセルはタブ区切りで入力されているため、タブ区切りの文字列をコピーしてExcelに張り付けるとセルに順番に張り付けされます。
テキストエディタ上の「A1\tB1\tC1」(\tはタブだと思ってください)をコピーしてExcelに貼り付けるとA1セルに「A1」、B1セルに「B1」、C1に「C1」が貼り付けされます。
Excelの入力情報をテキストエディタに貼り付け
上記とは逆パターンで、Excelの入力値をコピーしてテキストエディタに貼り付けるとタブ区切りで貼り付けされます。
最低限、この内容を覚えておけばそこそこ効率よく作業ができます。
特にテキストエディタとの連携は工夫すればパワー作業がぐんと楽になります。
私はデータベース設計のテーブル定義からエンティティクラスを作る際、スネークケースで書かれたカラム名をキャメルケースの変数名に書き換えるためにテキストエディタとExcelで以下のように使用してました。
カラム名をコピーしてテキストエディタに貼り付け
↓
アンダーバーをタブで置換
↓
Excelに貼り付け
↓
区切られた文字列を列単位でテキストエディタに貼り付け
↓
テキストエディタのブロック選択で先頭文字だけ大文字に変換(区切られた分だけ繰り返す)
↓
Excelに再び貼り付けて、必要箇所を全部コピー
↓
テキストエディタに貼り付けてタブ文字を空文字に置換
文字で書くとなんか面倒そうに見えますが、慣れるととても速いです。
数が少なければこんなことしなくてもいいんですが、カラム数が10個とかあるとパワー作業の方が面倒なんですよね。
それにこのように機械的に作業すればミスも減ります。
こういった方法で作業をしていくといい感じに仕事をサボれるので効率よく進めることができるのでおすすめです。