デジタル機器の小型化が進み、現在ではパソコンですら手のひらサイズで持ち運べるようになりました。
そのうちの一つがドスパラ等で販売されているスティックPCです。
スマートフォン・タブレットが主流の今、スティックPCを購入した場合の用途を考えてみようと思います。
スティックPCとは
スティックPCというのは、持ち運びのできる超小型パソコンのことを言います。
比較的安価で入手することができ、持ち運びのしやすさやテレビをそのままパソコンとして使用できる手軽さがウリとなっています。
Windows10が搭載されていて10000円前後で入手できるのはどう考えてもお得ですよね。
スティックPCの用途
スティックPCの用途をざっくり考えてみると
- テレビにつないで動画視聴
- プロジェクターを使用してプレゼンテーション
- 外付けHDDをつないでファイルサーバー
- メインPC故障時の緊急用PC(メールチェックとか文書作成が主な作業)
といったところでしょうか。
スティックPCは拡張性は皆無です。
拡張はUSBで接続できるものに限ります。
そもそもこの大きさのものにいろいろ求めること自体がナンセンスです。
人も機械もできる範囲のことをやるのが一番パフォーマンスが良いのです。
スティックPCの性能
ドスパラで販売されているDiginnos Stick DG-STK3のスペックは以下となっています。
OS | Windows 10 Home 32bit |
---|---|
CPU | インテル Atom Z3735F (クアッドコア/定格1.33GHz/キャッシュ2MB) |
グラフィック | インテル HDグラフィックス(CPU内蔵) |
メモリー | 2GB DDR3L |
ストレージ | 32GB eMMC |
無線LAN | IEEE802.11 b/g/n(2.4GHz帯) |
Bluetooth | 4.0 |
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基本構成とベンチマークの結果から、おそらくスティックPCにできることは以下の6つくらいかと。
- インターネット閲覧
- メール送受信
- 文書作成
- メディアプレイヤー
- 重くないゲームをプレイ
- ちょっとしたサーバー
カタログスペック上ではストレージは32GBになっていますが、それの半分くらいをWindowsのシステムが占有してるため、ストレージの空き容量が少ないです。
MicroSDでストレージ拡張するか、クラウドサービスの使用がメインになると思います。
マシンスペック的にビジネス用途もしくはHTPC的な感じの使い方がベストですかね。
ベンチマークを見る限り、がっつりゲーム用途で使用するのは無理です。
標準品質でなんとかプレイできるかな程度のスペックしかありません。
あといろいろなところで騒がれている問題として排熱があります。
ほとんどのスティックPCは冷却用のファンが搭載されていません。
そのため、作業内容次第でかなり発熱します。
高性能のスマホで3Dゲームやってるとめっちゃ熱くなるのと同じです。
あまりに発熱が酷いため、ヒートシンクやファンを独自で取り付けるユーザがいるくらいです。
そんなユーザの悩みを解決するかのように、ドスパラのスティックPCには冷却ファン搭載モデルも存在します。
ぶっちゃけスティックPCってどうなの?
個人的にはなかなか面白い商品だと思ってます。
小ささ故に用途は限られますが、その限られた用途の中から一番自分に合った使い方を探すのもガジェッターとしての楽しみ方ですから。
そのためノープランで購入すると本当に使わずに眠ってしまう恐れがあります。
もし興味本位で買ってみようと思ったら、まずはどんな用途で使用するかを整理してからの購入をおすすめします。
まぁ大きな画面で何かしたいという要望がないのでしたら、個人的にはタブレットPCの方が使い勝手がよさそうな気がしてます。
タブレットPCならタッチパネル操作のためマウスもキーボードも必要ありません。
もしWindows搭載のタブレットPCに興味があるのでしたら、中華タブレットですがCHUWI Hi8 PROがなかなか評価が高いのでおすすめです。