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フリーランスエンジニアとしての生き方・働き方

フリーランスエンジニア…とても良い響きですよね。
IT中小企業勤めの人ならほとんどの人が夢見る働き方の一つだと思います。
しかし実際にフリーランスで働くとなった場合、何をどうすればいいんだろうと疑問に思う点が出てくると思います。
そこで簡単にですが、フリーランスエンジニアとして働くために必要なことをご説明していこうと思います。

そもそもフリーランスって?

フリーランスというのはどこにも所属せずに働く形式のことです。

フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。 略してフリーと呼ばれる。 企業から請け負った業務を実際に遂行する本人をフリーランサーと呼ぶ。

引用元:Wikipedia

どこにも所属していないため、自分で仕事を探して作業する必要があります。
営業から実務、確定申告まで全部自分でやらなければならないため、会社員と比べると大変なイメージがあります。
また、会社員のように安定した収入を得ることができないため、日常生活のハードルも高くなります。

フリーランスで働くにはどうすればいい?

フリーランスで働くには個人事業主または個人企業法人として開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)を税務署に提出する必要があります。
届出を提出するタイミングですが、原則として開業して1ヵ月以内と定められています。
まぁ提出するのが遅れたところでペナルティ的なものはないので、行けるときに行きましょう。

基本的には届出を提出したらそれでもうフリーランスとして働けます。
クラウドワークスレバテックフリーランス、ランサーズといったWebサービスを利用して仕事を探すもよし、手あたり次第企業に営業の電話をするもよし。
仕事の探し方は人それぞれです。自分に合った探し方で仕事をもらいましょう。

フリーランスとして働き始めた場合の注意点として会社員ではほとんど縁のなかった確定申告が必要となります。
※確定申告については後記参照

必要なスキルって?

フリーランスは一般的に高いスキルが必要なイメージを持たれていますが、実際のところそうでもありません。
高いスキルを持っていた方がいいのは確かですが、仕事を依頼する側はスキル以上に人員を欲しているパターンがほとんどです。
ITエンジニアとして会社組織に所属し、客先で作業を行っている人ならすぐにでもフリーランスとして活躍できます。
作業内容自体は会社組織に所属しているときと何も変わりません。
変わるのは周囲に身内と呼ばれる人がいないくらいです。
元々ぼっちで作業していた自分にとっては本当に何も変わりません(笑)
3年以上の実務経験があればフリーとして働くのもそこまで大変ではないでしょう。

確定申告って何?

税金には所得税や消費税等、様々な種類があり、私たちにはこれらを税金を納付する義務があります。
税金の1つである所得税についてはその年に得たすべての所得を計算し、申告・納税する必要があります。
この手続きのことを確定申告と言います。
確定申告には白色申告と青色申告の2種類存在し、開業届を出しておくと青色申告を行うことができます。
白色申告の方が手間が少ないので楽ですが、個人事業主として登録するなら、青色申告ができるようにしておきましょう。
青色申告は少し手間がかかりますが、納税額が安くなるので絶対に青色申告した方がお得です。

  白色申告 青色申告
事前届出 不要 必要
帳簿つけ 必要(単式簿記) 必要(単式 or 複式簿記)
作成書類 収支内訳所、確定申告書B 所得税青色申告決算書、確定申告書B
税金 税務署判断で推計課税の可能性あり 節税のための特典がいくつか

白色申告のメリット・デメリット

白色申告のメリットはなんといっても手間がかからない点です。
確定申告というのは少しでも収入があったら行う必要があります。
白色の場合、申告に必要となる帳簿が単式簿記でいいため手間がほとんどかかりません。
※単式簿記というのは家計簿やお小遣い帳のようなものだと思ってください

手間のかからない分、白色申告には推計課税というデメリットがあります。
白色申告の場合、青色申告のように細かい数字がないため、税務署の方で「本当はこれくらい税金かかってんじゃね?」みたいな感じで課税されることがあります。

青色申告のメリット・デメリット

青色申告は単式簿記と複式簿記のどちらかを選択して申告できます。
※事前に提出する必要のある「所得税の青色申告承認申請書」には簿記方法を選択する箇所がありますが、簿記方式の変更に手続きは必要ないので複式簿記を選択しておいて問題ありません。

この2つは課税対象額からの控除額に違いがあります。
単式簿記の場合は控除額が10万円なのに対し、複式簿記では65万円も控除されます。
青色申告の場合は白色申告と同じ単式簿記で10万円も節税できるので、個人事業主登録してるなら青色申告できるようにしておいた方がいいです。

複式簿記での申告は控除額65万以外にも以下のような特典があります。
1.赤字を3年間繰り越しできる
事業を開始して1年目・2年目で赤字総額が200万になったとして、3年目で黒字200万出せば3年目の事業所得を0円で計上できます。

2.貸倒引当金が使える
これは売掛金が回収できなくなった場合を想定し、まだ回収していない売掛金の一部を費用として計上することができるということです。
費用として計上できるということは節税にもつながります。

3.減価償却を1年で300万円まで一括計上できる
建物や備品に使用した経費は1個当たり10万円を超えると一括計上できなくなりますが、複式簿記なら1個当たり30万円未満ものは一括で計上できます。
それが1年間で合計300万円まで可能となっています。
パソコンとか地味に大きな買い物をした場合に経費で落とせるなら落としたいですよね。

4.その他特典
自宅をオフィスとして使用している場合、家賃・光熱費も経費として計上できます。
また、家族を従業員としている場合にその給与を課税対象額から差し引くことも可能となります。

このように青色申告・複式簿記の場合はたくさんのメリットがあります。
デメリットがあるとしたら複式簿記という手間だけですね。
手間を惜しんだらこれらの特典が利用できないので、積極的に活用していきましょう。

確定申告ってどうやるの?

確定申告は税務署に直接提出する方法と郵送する方法、e-Taxというインターネット上のシステムを使用して提出する方法があります。
申告書の作成は手書きだと正直面倒なので、クラウド会計ソフトのfreee等を使用して作成すると良いでしょう。
作成した書類はe-Taxでも使用できます。
ある程度の経理・会計の知識があれば複式簿記の帳簿作成も可能なので、こういったツールは絶対に使った方がいいです。

おすすめの働き方

フリーランスは会社所属とは違い自由に仕事を選ぶことができます。
せっかく自由に選べるのですから、作業場所も自由に選びたいですよね。
いろいろと自由にできるのがフリーランスの魅力の1つです。
そこで私がおすすめするのはクラウドワークスでの仕事探しです。
クラウドワークスなら自分の時間に合わせた仕事が可能で、無理のないライフプランを考えることができます。
また、仕事の受注もインターネットで完結するため手間がほとんどかかりません。
会員登録は無料なので、試しに登録してみていい仕事があったらやってみる程度の気持ちで問題ないです。

フリーランスとして働き始めるなら、自分に合った仕事を自分のペースで確実にこなしていきましょう!